photo by 40_thieves
1.初心者が登り方(ムーブ)の際心掛けたいポイント
(1)まずは、オブザベーション(観察)によりスタート地点からゴールまでのルートをイメージ
(2)手より足先行、掴みに行くホールドが体の中心に来るように足を動かす
(3)肘は体を壁に引き付けてホールドを取りに行く時だけ曲げ、極力肘を伸ばして壁にしがみつかずぶら下がる
それにより、腕力や握力の消耗を抑え、足も動かしやすく、上のホールドも見やすくなります。
ちなみに、垂壁(90°)までならば懸垂が出来なくとも足の使い方等登り方が上手ければ4級まではいけるそうです。
2.低いスタート地点から始めるには
(1)スタートの仕方
スタート地点に手を掛け、肘を伸ばし両足を広げてカエルのようにしゃがみこむ姿勢が安定して取れるように、まず両足を置くホールドとそのホールドに両足のつま先がちゃんと食いこんでいるか目でしっかり確認し、足が安定したら腕の力で一気に上のホールドを掴みに行きます。
(ア)もし片足しか引っ掛けるホールドが無い場合や両手と両足のホールドの高さの差が無く安定しにくい場合
ここでスメアリングの出番です。
スメアリングとは、壁面にシューズのソール(底面)を壁やつるつるしたホールドに押し付けて摩擦力を使い安定させる方法です。
ホールドが無い方の足、あるいは片方の足を低くして安定させたい場合はスメアリングで対応します。
特に6級以上になると足も使っていいホールドが指定されますがスメアリングは何級でも何段でも自由に使えるので便利です。
(イ)スタート後掴むホールドが高い場合
掴みたいホールドがある方のカエルのように外側に向けているヒザを内側に入れて体を壁側にひねる(振り)ことにより、反対側の足と対角線上の高いホールドまで手を伸ばせます。
3.ボルダリングで必要な柔軟性
ボルダリングでは股関節の柔らかさが必要になってきます。
例えば手に足という登り方はホールドを掴んでいる腕の外側から足を上げて掴んでいるホールドまで足を掛けるので、足をかなり高く上げる必要があります。
股関節を柔らかくするには、座って足裏を合わせひざをできるだけ床に着けかかとをなるべく尻に近づけるあのストレッチが有効です。
4.安全に降りるには
ゴール後に腕の力も結構使って疲れていたり、また途中で力尽きそうになった時に安全に降りるには、可能なら大きく簡単なホールドが多い10級や9級のホールドを使ってある程度の高さまで降りてから、ひざを柔らかく使い屈伸して着地するのがよいでしょう。
5.90度以上の前傾壁(かぶり)を登るには
前傾壁でも基本は特に変わらず、ひじを曲げず両足を安定して置けるホールドを見極めて両足のつま先をしっかりにホールドに食い込ませ足で安定させるのに加えて、腹筋背筋で体を引き付ける力や腕だけでぶら下がる場面も出てくるので腕力も必要になってきます。
Special thanks toクライミングジム「ROCKLANDS」スタッフ様
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