photo by norio takahashi
「摺り足」とは剣道で最も基本的な動作で一番最初に習うものでしょう。
「摺り足」は、
・足幅は拳一つ分(床板3枚分の幅に両足が入る)
・足の向きはがに股にも内股にもならず真っ直ぐ
・摺り足といっても足全体をつけてズルズル引き摺って移動する訳ではなく、足の指やかかとは床につかず離れず(床にべったり付けずかといって指先を上げない)足の指の付け根を摺る
・腰を振らず膝を軽く曲げた高さを保ちながら一切上下に動くことなく滑らかに平行移動する
技術です。
両手を腰に当てて道場や体育館の中を「摺り足」で往復して身に付けます。
剣道の高段者ともなると、前後左右に移動する時はもちろん相手を打つ時でさえも一切上下にぶれることなく、まるで頭の上に自分の身長より少し低い天井があるかのように一定の高さを維持したまま動いて技を出しています。
一定の高さを保つために、自分の軽く膝を曲げた時の目線と同じ高さの道場や体育館にある格子板の横板を見るのも一つの方法です。足の動きが気になって下を見てしまうのを防ぐのにも有効でしょう。
摺り足において安定しない、前につんのめりそうになる原因としては
・下半身の筋力が弱い
・足の指がベッタリついていたり、姿勢が前のめり
・前に出す足に体重が乗っている等体重移動がスムーズでない
等が挙げられます。
より分かりやすいアドバイス等が見つかったら加筆していきます。
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