諦める流儀~辞めどき、条件、夢の途中にこそ必要な事~

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photo by Nick

恋人と別れる、今の仕事に見切りをつけて転職する、これまで打ち込んできた競技や現場の第一線から退く。
人生は選択と決断の連続であるけれど、とりわけ何かを諦める事は慎重さが求められる上になかなか厄介なもの。

かくいう私も、最近ある事を諦めました。(ブログでも、筋トレでも、ビジネスでの成功でもありません。)
今回は、自分自身が「諦める」に当たり、私が悩んで悩んで出した諦める場合のルールや方法論等「諦める流儀」をまとめました。

・スッパリ割り切れる人とそうでない人は根本的に違うのか?

もちろん個々人の性格の違いはあるでしょう。

ただ、仕事ではいつも冷静沈着で的確な判断を下せるデキル男でも、恋人が突然自分のもとを去っていったらオロオロしたり。
周囲から見ればなんて理不尽な!と他人事でも憤慨する出来事があってさぞやショックだろうと心配したら、案外当の本人はサバサバしていたり。

例えば、ダメージが比較的小さい場合は、
・何かを諦める時点で、次にやりたい事が明確にあって気持ちがそちらに完全に傾いている場合
・自分に足りないものが明確で、最大限努力しても年齢的その他諸般の事情から不可能なことがはっきりしている場合

逆に、ダメージが大きい場合は、
・自主的ではあるが、自分にとって何が足りなかったのか検証や疑問が解消されないままで終止符を打つ場合
・後のことを考える時間的猶予もなく、外的要因その他様々な事情により強制的に終了させられる場合

というように、私は性格・気質よりは「諦める時の状況や条件」で変わってくるダメージの大きさによると今回の経験から感じています。

・そもそも諦めるのに勇気は必要か?

よく、「諦めるのも勇気」と言われますが、果たしてそうでしょうか?
そもそも、「諦めるには勇気が必要だ」と思うからなかなか踏み切れないのでは?

私は職場で企画書を出すときに上司から言われました。
「会社のカネを使うからには、例えどんなに綿密に考えた上で失敗したとしても、ただ失敗しましたで済むものではない。失敗したとしても必ず何かは掴んで次に繋げなければいけない。」
人生だって全く同じ。民間企業のカネが有限なのと同じで、人生の時間も有限。

会社の事業として仕事を行う際には、PDCAサイクル「Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Act(改善)」や仮説検証サイクルのように、必ず「評価・検証」を行い、さらに結果を「報告書」にして提出するでしょう。

その「評価・検証」および「報告書」に当たる作業つまり「夢や目標の後始末」がしっかりできないうちは自発的に諦める・辞めるべきではないと考えます。

そこがあやふやだと、例えばある人があと一年頑張ったら芽が出たと言われたら自分は辞めどきを間違えたのか?と思うようになったり、かといって自分が一年あるいはそれ以上頑張ったら同じように芽が出る保証もない、という袋小路に入り込みかねません。

まず、「評価・検証」ですが、自己分析の結果「努力不足」が挙がっているうちはダメです。まして、「才能」なんて厳禁です。

例えば、最近AKB総選挙がありました。
今回残念ながら圏外だったメンバーは圏内に入れたメンバーに対して、本当に誰の目にも明らかな「努力」「才能」の差があったのでしょうか?

「努力」または「才能」という曖昧で具体的に比較検証や説明もできない理由づけは、ただ喪失感敗北感に苛まれて自分を傷つけるだけで、次にも影響を及ぼす恐れも。

人間はどうしたらよかったのか原因も突き止められず疑問を放置したままうやむやに終わるのは誰だって気持ちが悪いもの。

何も数値化できなくとも、何かを諦める・辞めるならばそれこそ会社に「報告書」を出すつもりで合理的な理由を絞り出してからでないとゆくゆくふとした事で後悔するかもしれません。

・今のご時世絶対なんてありえない。

会社が倒産した、恋人からフェードアウトされた、絶対あるいはほぼ間違いないであろうと思っていた前提そのものが崩れた等、外的要因によりこちらが何の準備も心構えもできないうちに目指してきた夢や目標が強制終了させられる場合。
確かに今までの積み重ねが無駄になるようで辛いものがありますよね。

しかし、その目標は叶わなくとも、本気で取り組んできたならばその過程において付いてきた人脈だったりスキル等次に生かせるものも得ているはずです。
逆に、今目指している事が仮に明日にご破算になったとしても後悔しないためには、今が「夢の途中」で絶好調であっても、むしろそういう時こそ自分は今日まで何を確実に積み上げているのか意識して毎日を過ごす事が重要とこの度の経験から学びました。

皆様が何かどうしても捨てなければいけない、諦めなければいけない時に出来るだけ前向きに悔いのない選択ができるための手助けになれば幸いです。

~まとめ~
・スッパリ割り切れるか割り切れないかは性格もあるが、「諦める時の状況や条件」に大きく影響される。
・諦めるのに必要なのは「勇気」ではなく「合理的な説明」。
・諦める理由は「努力」「才能」といった漠然としたものであるべきではない。
・絶対がない世の中、明日夢がご破算になったとしても後悔しないためには「夢の途中」が大切。

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